深い孔雀色から裾の青へ、静かに色が移る付下げ。玉虫色の緑と紫の雲取りに、銀糸の鳳凰と牡丹唐草が浮かぶ袋帯を合わせます。着物の青と帯の紫に「松重」のかさねを思い、銀の輝きには冬の澄んだ景色を重ねて。新しい年を待つ季節に楽しみたい、青緑のコーディネートです。
青と紫のかさねに、冬の松を思う
孔雀の羽を思わせる、鮮やかさと深みのある青緑。柄を入れずに色で見せる着物は、裾の青から上へと、少しずつ明るみを帯びるぼかしが印象的です。深い裾色が装いを引き締め、なめらかな色の移ろいが無地の着物に奥行きを添えます。
複数の色を重ね、季節や自然の姿を表す「かさねの色目」。この取り合わせでは、松重(まつがさね)の、表が青・裏が紫という組み合わせを思い浮かべます。着物の青と帯の紫をそのかさねになぞらえれば、松の柄を描かなくても、色合わせから冬の趣を楽しめます。
紫の雲取りに、銀糸の鳳凰が浮かぶ

帯は、光の向きによって表情を変える玉虫色の緑に、紫の雲取りを配した袋帯。銀糸の牡丹唐草と鳳凰が、深い色の上に繊細な輪郭を描きます。冬にはこの銀の輝きを雪の積もる景色に見立てて、雲間に瑞鳥が姿を見せるような情景を思い描くのも楽しみです。
鳳凰は、中国の古代思想に由来する想像上の鳥。さまざまな動物の特徴を備え、長い尾は孔雀になぞらえられます。徳の高い君主の世に現れるとされた瑞鳥であり、帯の意匠にもめでたい趣を添えます。ここでは鳳凰に、神仏加護と夫婦円満の願いを重ねています。
冬のお出かけに、帯の輝きを添えて
すっきりとした無地の着物だからこそ、雲取りや銀糸の文様が引き立ちます。着物のなめらかなぼかしと、帯の玉虫色の織りの輝き。緑や青の近い色を重ねながら、紫と銀を利かせることで、落ち着きと華やかさのある装いになります。
袷の付下げに、格調高い文様の袋帯を合わせたコーディネートです。冬の食事会やギャラリー巡り、趣味の集い、パーティーなど、会の雰囲気に合わせて。帯を主役にできる着物は、合わせる意匠を替えることで、また違う表情を楽しめます。
色と文様、装いの格
| 着物の色・文様 | 青緑・孔雀色/裾に青のぼかし・無地 |
|---|---|
| 着物の格 | 付下げ・袷 |
| 帯の色・文様 | 玉虫色の緑・紫の雲取り/銀糸の牡丹唐草・鳳凰 |
| 帯の格 | 袋帯・格調高柄 |
| 文様の御利益 | 神仏加護・夫婦円満(鳳凰) |
御利益アイテム
鳳凰に託す願いを、冬の装いと大切な持ち物に。
願いを込めた文様を、あなたの毎日に。
帯で楽しんだ鳳凰を、胸元や手元の小物にも。神仏加護や夫婦円満を願う気持ちとともに、銀のアクセサリーと正絹の織物、それぞれの素材に表された瑞鳥の姿を楽しんでみませんか。
銀の鳳凰を胸元に添えるネックレス
廣友の鳳凰ネックレスは、翼と長い尾を立体的に表した、シルバー925のアクセサリーです。鳳凰部分は直径約2.5cmで、黒い紐が付属。神仏加護・夫婦円満の願いを、身近な銀の意匠に重ねて楽しめます。無地のニットやシャツなど、普段の洋服に鳳凰の文様を取り入れたいときにも。
翼と長い尾が描く、銀の鳳凰の存在感。胸元での見え方や紐の仕様を商品ページで。
向かい合う鳳凰を織り出した、正絹の念珠入れ
むす美・龍村織 京錦の念珠入れ「桐に向鳳凰丸文」は、赤系の地に、向かい合う鳳凰と桐を織り出した小物です。絹100%、約9.5×16cmの日本製で、房カバーと桐箱が付属します。神仏加護・夫婦円満の願いとともに、大切な念珠を納める一品として。商品ページでは複数の柄が紹介されているため、柄名「桐に向鳳凰丸文」を選んでご覧ください。
向かい合う鳳凰を、手のひらに収まる織物に。正絹の織りの表情や内側のつくりを商品ページで。
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