
趣味ブログを始めたいけど、WordPressって何だろう? 私にもできるのかな…。稼ぐことにも興味あって…
上の画像は「WordPress」でGoogle検索したときの検索結果上位4サイトになります。
よく見ると、1位と2位が「WordPress.org」、3位と4位が「WordPress.com」のサイトになっています(グリーン枠の部分)
名前が似ていて、紛らわしいですね。両方とも無料なのでしょうか?
このWordPress.orgとWordPress.comの違いから解説していきたいと思います。
この記事を書いた人


- WordPress.orgとWordPress.comの違い
- WordPressは何が無料なのか。ブログを始める際にかかる費用
- レンタルサーバー選びのポイント、独自ドメインの取得方法と注意点
- ブログの始め方8つのステップ
WordPressとは
無料のソフトウェア提供サービス「WordPress.org」


「ブログを始めるならワードプレスがおすすめらしい」
そんなことをどこかで聞いて関心をもった方でしたら、そのWordPressはおそらく「WordPress.org」のサイトからダウンロードできるソフトウェアのことです。
WordPress (ワードプレス) は、ブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースのソフトウェアです。
WordPress.orgサイト(https://ja.wordpress.org/)トップページ
WordPress は無料であると同時に、はじめての方でも、開発者の方でも、誰でも高機能なサイトやブログ、アプリを作ることができる価値のあるものです。
WordPress.orgサイト(https://ja.wordpress.org/)トップページ
とWordPress.orgサイトに記されているように、オープンソースのソフトウェアで無料になります。
ソフトウェアのソースコード(プログラム)が公開されていること。誰もがソースコードを知り、追加機能の開発などをすることができます。
ブログを始めたい方は、このWordPressソフトウェアをサーバーにインストールすることによって、WordPressを使うことができます。
(サーバー契約については後ほどご説明します)
ブログのデータを保管したり、インターネット経由で閲覧したりする機能を提供する場所のこと。仮にデータを「人」とすると、サーバーは「マンションや家」に例えられます。
なお、WordPress.orgは、ソフトウェアのダウンロードのほか、サポート掲示板、テーマやプラグイン検索、ニュース、マニュアルなどの機能も備えています。
WordPressに関する情報はインターネット上に溢れていますし、大抵のことは検索すれば解決しますので、初心者の方はこういうサイトがあるということだけ知っておけば問題ありません。



僕もほとんど見たことありません
では、もうひとつの「WordPress.com」とは何でしょうか?
まるごとセット販売のブログサービス「WordPress.com」


WordPress.comは、サーバーにWordPress、テーマ、プラグインがあらかじめ組み込まれて提供されるブログサービスです。
それによって、自分でサーバーを用意したり、ソフトウェアをインストールしたりする作業をせずにWordPressを利用できます。
無料プランもありますが、独自ドメインの使用や自分でプラグインを選んで使いたい場合などは有料プランへ変更しなければなりません。


まるごとセットで一見便利そうです。しかし、テーマやプラグインの利用面でこちらが自由にカスタマイズできない制約もあり、将来的なことを考えれば、セット販売のリスクがないとはいいきれない現状です。
テーマは、ブログの見た目(デザイン)・機能をユーザーに提供します。テーマを変えることでブログのデザインを変更できるため、簡単にお気に入りのものを選べます。
プラグインは、テーマに含まれていない機能を追加します。
テーマやプラグインは豊富に存在するため、プログラムの知識がなくても、それらを自由に組み合わせてオリジナルのブログを作れることがWordPressの大きな魅力です。
ドメインとは「ブログの住所」のことです。インターネット利用者は、その住所にアクセスすることでブログを閲覧できます。
ドメインのうち、ブログ管理者が自分で名前を決めることのできるドメインを「独自ドメイン」といいます。
僕の知っているWordPressブロガーは、全員、自分でサーバーを契約してインストールしたWordPressを利用しています。
つまり、WordPress.comを使っていません。
(WordPress.comについては自分で使ったことがなく、知り合いにもユーザーがいないため、サイトの情報だけでは不明な部分があります)
また、WordPress.comサイトのトップページには「ウェブの42%がWordPressで構築されています」と記されていますが、これはWordPress.comブログサービスの利用者数ではないため、この点は誤って認識しないよう気をつけたいところです。
42%という数字は、WordPressソフトウェアの利用者数になります。
全世界のウェブサイトのうち42%がWordPressを使っているわけですね。
引用:
https://w3techs.com/technologies/overview/content_management
※ 2021年8月30日時点では42.5%に増えています。
自分の探しているWordPressがどちらなのか、最初でつまづかないよう、くれぐれも間違えないようにしましょう。



本記事は、自分でサーバーを契約してWordPressを使いたい方が対象になります
はてなブログ、アメブロ、WordPressの特徴
ところで、ブログサービスといえば、はてなブログやアメブロも有名ですよね。
それぞれの特徴を下記の記事にまとめましたので、はてなブログやアメブロが気になる方はご覧いただければと思います。
WordPressの「無料」と別途かかる費用について


ざっと次のような感じになります。
- WordPressソフトウェアは無料で使えます
- レンタルサーバーや独自ドメインを自分で用意するのに費用がかかります
- その他、テーマやプライグインに無料と有料のものがあります
1つずつ見ていきますね。
WordPressソフトウェアは無料
WordPressソフトウェアは無料で使えます。
入手方法は、上記のWordPress.orgサイトからダウンロードすることもできますが、レンタルサーバー会社がWordPressのインストールメニューを用意していることもありますので、サーバー契約の検討を先にしておいたほうがスムーズです。
レンタルサーバー選びのポイント
ブログを始めるには、自分のブログデータを置くサーバーが必要です。
インターネット上のサーバーをレンタルして「自分の場所」を確保できるサービスがありますので、レンタルサーバー会社と契約して利用します。



レンタルサーバー会社ってたくさんあるけど、料金やサービス内容がややこしくて…どこがいいのかしら?



ポイントは「WordPress簡単インストール」です
レンタルサーバー各社のサイトを見ますと、さまざまな料金プランや契約方法があって目がまわるほど。
それらを1つ1つ理解していくだけで日が暮れてしまいます。
サーバー会社によっては、初心者が簡単にWordPressを始められるように「簡単インストール機能」を提供しています。
簡単インストール機能のないサーバー会社の場合は、自分で細かな設定をしてインストールすることになります。
WordPressのインストールはソフトウェアをアップロードした後のファイル・フォルダーの適切なパーミッション設定や、データベースの操作など、初めての場合は難しい面もあります。
設定を間違えてインストールするとセキュリティ上の問題もあるため、初心者は「簡単インストール」機能のあるサーバーを選んだほうがいいでしょう。
▼レンタルサーバー選び6つのポイント


独自ドメインの取得方法
独自ドメインを取得する方法は2通りあります。
- 【方法1】ドメイン取得サービスを使う
- 【方法2】レンタルサーバー契約とセットのプランに申し込む
【方法1】ドメイン取得サービスを使う
ドメイン取得サービスというものがありますので、2社ほど挙げておきます。
お名前.com、ムームードメインは、ともにGMOグループが運営しています。
GMOグループは買収によって複数の競合事業を傘下に入れていますが、日本のドメイン管理事業者としてシェア約9割の最大手です。
使い方は、それぞれのサイトで自分の取得したいドメイン名を検索し、取得可能の場合は取得する、という流れです。
同じドメイン名でも各社で料金が異なりますので、よく比較しましょう。
ドメイン名を取得した時点で有料(ドメイン取得料が発生)となります。



検索だけなら何度やっても無料ですよ
【方法2】レンタルサーバー契約とセットのプランに申し込む
レンタルサーバー契約の中には、独自ドメイン取得がセットになっているプランがあります。
その場合、独自ドメインの取得料や更新料は無料となるケースもありますが、本当に便利なのか、セット販売のリスクについて確認しておいたほうが安心です。
当ブログが使っているレンタルサーバーConoHa WINGも独自ドメイン無料のセットプランになっており、僕も独自ドメインの取り扱いについては調べました。



でも、初心者がセット販売のリスクを調べるのは大変…!



そうですよね…。ConoHa WINGだけになりますが、独自ドメイン関連は下記の記事で詳しく解説しています


WordPressテーマ、プラグインについて
テーマやプラグインは、無料のものと有料のものがあります。
無料のテーマでも、それなりにしっかり使えるものが揃っています。
初心者は、無料テーマを使ってWordPressに慣れることから始めるといいかもしれません。



僕もWordPressを使い始めた頃は無料テーマでした
プラグインについては、初心者は無料のもので十分だと思います。
どんなサイトを作るかにもよりますが、WordPressを使い始めて1年以上になる僕もプラグインを購入したことはまだありません。
ブログの始め方8つのステップ
レンタルサーバー契約とドメイン取得をしましたら、ブログを始めるための準備に入ります。



何をすればいいの?
早めにやっておきたい手続きは次のとおりです。
- WordPress管理画面の使い方を学ぼう
- WordPressブログを始めるための初期設定をしよう
- WordPressのテーマを選ぼう
- WordPressのセキュリティ対策をしよう
- Googleアナリティクスを導入しよう
- Googleサーチコンソールを導入しよう
- ブログのSEO対策をしよう
- ラッコキーワード(無料)に登録しよう



下記ページに各ステップの解説記事を集めました
まとめ:「趣味」も「稼ぐ」もWordPressをおすすめする理由


まとめますと
- 【WordPressとは】
一般的にWordPressソフトウェアのことである。 - 【WordPressの無料とは】
ソフトウェアの利用が無料ということ(ブログを無料で始められるわけではない) - 【ブログを始めるために最低限かかる費用】
レンタルサーバー契約料、独自ドメイン取得料。 - 【レンタルサーバー選びのポイント】
WordPress簡単インストール機能があるものを選ぶ。 - 【独自ドメイン取得の注意点】
ドメイン取得サービスは各社で料金が異なるためよく比較すること。
サーバー契約とセットの場合はリスクを確認すること。 - 【WordPressのテーマ、プラグインの費用】
初心者は無料テーマから始めてWordPressに慣れることをおすすめ。
プラグインは無料のものでも十分使える機能が揃っている。
このようになります。
ブログを始めるだけならアメブロやはてな等のセットサービスもありますが、運営会社の影響が強い環境ですと、急に不自由な制約が出てくることもないとはいえません。
全世界のウェブサイトの42%以上がWordPressを使っているというのは、本当に驚きです。
ブログで稼ぐ!という方はもちろん、趣味で始める方も、将来どんなカスタマイズをしたくなるかはわかりませんよね。
外部的な制約が少ないこと、こちらがスキルを身につけるにつれてどんどん便利になっていくのが、WordPressの大きな魅力です。
本記事で紹介したリンク