WordPressで、検索順位(検索結果の順番)を上げるプラグインがあるって聞いたんだけど…
自分のサイトやブログが検索結果の上位に表示されるよう調整することは、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と呼ばれています。
せっかく良い記事を書いても検索結果の上位に表示されないと、なかなかクリックしてもらえませんよね。
インターネット上の膨大な数のサイトに埋もれさせないためには、クリック率を上げるSEOが重要です。
では、検索順位やクリック率を上げるには具体的にどんなことをすればいいのでしょうか?
Googleの検索結果と僕の体験をふまえて解説していきます
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【2023年2月5日】
過去28日間でGoogle検索における当ブログへのクリック数が6K(6000)クリックに到達しました。
- 【WordPress】SEOプラグインの比較(検索結果上位3サイトの主な内容)
- SEOプラグインの役割とWebライティング本3選
- SEOプラグインおすすめの組み合わせ
【WordPress】SEOプラグインを比較したサイトの検索結果
「SEO プラグイン」でGoogle検索したときの検索結果上位3サイトを見てみます。
(上の画像が検索結果)
1位 | WordPress(ワードプレス)のおすすめSEOプラグイン5選 https://ferret-plus.com/11933 |
2位 | WordPressのSEOを徹底解説!おすすめSEOプラグインもご紹介! https://hitonote.jp/column/seo/2837/ |
3位 | 【2021年最新】WordPressのSEOプラグインおすすめ5選と使い方を解説 https://adam-technologies.jp/column/seo-diagnosis/recommended-plugin/ |
上位3サイトがおすすめするSEOプラグイン
プラグイン名 | 1位 サイト | 2位 サイト | 3位 サイト |
---|---|---|---|
All in One SEO Pack | ○ | ○ | ○ |
Yoast SEO | ○ | ○ | ○ |
Premium SEO Pack | ○ | ○ | ○ |
The SEO Framework | ○ | ○ | |
SEO Press | ○ | ○ | |
Squirrly SEO | ○ | ○ | |
All in One Schema Rich Snippets | ○ | ||
Rank Math | ○ | ○ | |
Rel NoFollow | ○ | ||
Word Lift | ○ |
「All in One SEO Pack」「Yoast SEO」「Premium SEO Pack」の3つが、上位3サイトのすべてで薦められていますね。
それぞれの主な内容は次のとおりです。
(グリーンの枠線内が各サイトのURLと引用部分になります)
1位:WordPress(ワードプレス)のおすすめSEOプラグイン5選
(https://ferret-plus.com/11933)
All in One SEO Pack
All in One SEO Packは、SEO対策を幅広くカバーできるWordPressのプラグインです。SEOの内部施策に関するあらゆる設定が可能で、初心者でも使いやすい仕様となっています。Webサイトの集客効果を高めるのであれば、ぜひ活用したいプラグインの一つです。
特長
All in One SEO Packは、SEO対策のための多彩な機能を搭載しています。
「無料版だと最低限の機能しか使えない」ということもなく、SEOで集客を狙うための充分な機能を備えているのが特長です。
有料のプレミアム版ではサポートサービスや機能がさらに充実していますが、スタートアップには無料版でも事足りるでしょう。開発者向けのAPIも揃っているため、上級者にもおすすめです。
また、57ヵ国の言語に対応しており、世界中で使われているSEOプラグインでもあります。
使用する際の注意点
SEOプラグインの中でも万能型とも言えるAll in One SEO Packですが、追加する前には他のプラグインとの相性に注意する必要があります。
WordPressの中には、多種のテーマ(サイトのテンプレート)があり、好きなテーマをインストールして使うことができます。
しかし、テーマの中にはSEOプラグインのような便利な機能を搭載しているものも多くあり、組み合わせによっては不具合が発生してしまうこともあるのです。
実際に、「+JIN」や「SANGO」といったテーマでAll in One SEO Packを使用し、設定した項目が上手く反映されないといった事例も起きているため、導入する際には既にインストールしているテーマの中に重複するような機能がないかを確認しておくと、エラーのリスクを抑えられるでしょう。
Yoast SEO
Yoast SEOは、All in One SEO Packと同じく、世界中で利用されているSEO対策用のプラグインです。
充実したSEO設定機能を有している他、Yoast SEOのサイト内ではSEOトレーニングのためのコンテンツも掲載されています。
2万件以上の評価が5つ星という、ユーザーの満足度も非常に高いSEOプラグインです。
特長
Yoast SEOは、無料版でも基本的なSEO設定機能を網羅しており、初級者から上級者まで幅広く利用されています。
ヘルプボタンが表示されているため、管理画面で使い方に迷ったときや、操作に不慣れな状況でも安心です。
より高度なSEO設定を行いたいときは、有料版に切り替えることでさらに使える機能が拡張され、1年間のサポートも受けられるようになります。
2週間ごとにプラグインのアップデートが行われるため、快適な利用環境の中で使い続けることができるSEOプラグインだと言えるでしょう。
使用する際の注意点
Yoast SEOはコンテンツのSEO対策に非常に便利ですが、All in One SEO Packと同様に、同じような機能が装備されているテーマやプラグインとは機能同士が干渉してしまい、操作中にエラーが生じるケースがあります。
これまでに、「Simply Static」や「Google XML Sitemaps」、「Head Cleaner」といったプラグインと使用し、相性が悪いと感じたユーザーがいるようです。
万が一、エラーが発生したら片方のプラグインを無効にするなどの対処方法もありますが、追加する前に既存のプラグインとの相性も考慮しておくと、より快適に利用できるでしょう。
また、初心者でも使いやすいプラグインではあるものの、ある程度はSEOの知識がないと正しく設定ができず、Yoast SEOから多くのダメ出し(修正すべき点)を受けてしまいます。
Yoast SEOを有効に活用するためにも、SEOの勉強は必要不可欠でしょう。
Premium SEO Pack
Premium SEO Packは、幅広いSEO対策ができる多機能のSEOプラグインです。
特に、他のSEOプラグインにはない、独自かつ高度な機能が搭載されている点で人気があります。
Webサイト全体のSEO対策を行いたい方や、SEOの精度をより高めたい上級者におすすめです。
2位:WordPressのSEOを徹底解説!おすすめSEOプラグインもご紹介!
(https://hitonote.jp/column/seo/2837/)
All in One SEO Pack
All in One SEO Packは比較的簡単な設定で、SEOに有効な対策全般を行うことができるプラグインです。
Yoast SEO
Yoast SEOは世界で500万以上のサイトでインストールされている、無料で幅広くSEOが出来るプラグインです。
3位:【2021年最新】WordPressのSEOプラグインおすすめ5選と使い方を解説
(https://adam-technologies.jp/column/seo-diagnosis/recommended-plugin/)
All in One SEO Pack
All in One SEOは、最も有名と言えるSEOプラグインです。比較的簡単な設定で、下記のようなSEO設定を行うことができます。
Google XML Sitemapの自動送信
スニペットプレビュー機能
SNSへの拡散時に役立つ機能
Google Analyticsの全体サポート
上記の中でも、特に「Google XML Sitemapの自動送信」が便利です。自動送信してくれることによって、検索結果に反映されるインデックスの速度が速まるなどのメリットを受けられます。
また、SNSへ拡散する際、記事の内容や画像内容を変更できる機能も備わっているため、SNS拡散の際により多くのアクセスを集められることに期待ができます。
無料のSEOプラグインの導入を検討している方であれば、All in One SEOの利用をまず検討してみると良いでしょう。
Yoast SEO
Yoast SEOは、全世界で500万以上ダウンロードされている有名なSEOプラグインです。無料で利用することができ、下記のようなSEO対策を行えます。
Google XML Sitemapの自動送信
コンテンツの可読性表示
パンくずリストの表示
コンテンツの可読性表示とは、コンテンツの改行や内容が、ユーザーにとって理解しやすいかどうかを表す機能のことです。特に、Webライティングに初めて取り組まれる方に重宝される機能だと言えるでしょう。
また、Yoast SEOにはパンくずリストが表示される機能が備わっているため、WordPressテーマにデフォルトで同じ機能が備わっている場合は干渉してしまう危険性があるため、上述したAll in One SEOを優先的に利用してみると良いでしょう。
上記2つのプラグインの注意点
続いての注意点は、WordPressのテーマによっては、SEOプラグインが干渉してしまう可能性があることです。上述したように、SEOプラグインを導入することによって、XMLSitemapを自動で送信してくれるなどのメリットを受けられます。
しかし、そもそもWordPressテーマ自体にXMLSitemapを自動送信してくれる機能が備わっている場合、テーマとSEOプラグインが干渉してしまう可能性が考えられます。
これらが干渉してしまうと、テーマそのものの機能を活かせないことや、Webサイトの表示スピードが遅くなってしまうなどのデメリットがありますので、事前にWordPressテーマの細かい機能を確認しておくようにしましょう。
上位3サイトからわかる事実と考察(メリット・デメリット)
【All in One SEO Pack】
- 57ヵ国の言語に対応しており世界中で使われているSEOプラグイン。初心者でも使いやすい。
- 但し、使うには他のWordPressテーマやプラグインとの相性に注意する必要がある。
- 「+JIN」「SANGO」といったWordPressテーマとの組み合わせでは不具合の事例あり。
【Yoast SEO】
- 世界で500万以上ダウンロードされている有名なSEOプラグイン。初心者でも使いやすい。
- 但し、使うには他のWordPressテーマやプラグインとの相性に注意する必要がある。
- 「Simply Static」「Google XML Sitemaps」「Head Cleaner」といったプラグインとの組み合わせでは不具合の事例あり。
【Premium SEO Pack】
- 他のSEOプラグインにはない、独自かつ高度な機能が搭載されている。
- Webサイト全体のSEO対策を行いたい方や、SEOの精度をより高めたい上級者におすすめ。
- 但し、使うには他のWordPressテーマやプラグインとの相性に注意する必要がある。
- メリット
「Premium SEO Pack」は上級者向けですが、「All in One SEO Pack」「Yoast SEO」は世界中で普及しており、初心者でも使いやすいSEOプラグインの2強ともいうべき存在です。
どちらを選ぶかについては、WordPressテーマや他のブラグインとの相性、SEOプラグインの機能の違いを参考にするのが良いかと思います。
- デメリット
この2つはそれなりに多機能であり、テーマやプラグインとの組み合わせも数多くあるため、干渉がある(不具合が出る)かどうかは実際に使ってみないとわからないことです。
- 「All in One SEO Pack」と「Yoast SEO」が広く普及している。
- ただし、WordPressテーマや他のプラグインとの干渉問題があるため、不具合が出るかどうかは使ってみないとわからない。
- 今後、テーマやプラグインを変更するときも、SEOプラグインとの相性をチェックする必要あり。
多くの人が使っているからおすすめなのはわかるけど、干渉問題をチェックする手間とか、どうなんだろう…
最近はWordPress自体がいろいろできるようになったり、プラグインも多機能化しているので、今後、干渉問題は増えてくるんじゃないかと思います
体験談①
僕も、当ブログを始める前、Web制作をしていたときは「Yoast SEO」を使っていました。
1つのプラグインでいろいろできるほうが、検索順位(検索結果の順番)やクリック率を上げるのに有利だと思っていたのです。
しかし、SEOプラグインというものに慣れてくると、多機能じゃなくてもいいんじゃないかな、と思い始めました。
なぜなら、SEOプラグインを導入しても、それだけでは検索順位やクリック率を上げることはできない、と気づいたからです。
干渉問題が発生することを考えれば、多機能はいらないかもしれませんよね。
SEOプラグインの役割
検索順位(検索結果の順番)やクリック率を上げるためにSEOプラグインができることは、あくまで補助的な役割です。
何がもっとも効果的なのかというと、それはGoogleガイドラインに沿った記事(コンテンツ)を書くことになります。
Google検索セントラルというサイトで、SEOに関するGoogleのガイドラインが示されています。
コンテンツの品質に関するガイドライン 基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
コンテンツの品質に関するガイドライン 具体的なガイドライン
次のような手法が違反とされています。
- 自動生成されたコンテンツ
- リンクプログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- 構造化データのマークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
Googleの検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクのこと。
人間のユーザーと検索エンジンに対しそれぞれ異なるコンテンツまたは URL を表示すること。
ちょっと難しい…
ポイントは、
「ユーザーの利便性を最優先」
「独自性や、価値、魅力のあるサイト」
です!
Googleガイドラインにはいろいろ書いてありますが、最近のGoogleの評価基準はユーザーフレンドリーなコンテンツであること。
つまり、ユーザーフレンドリーな記事(コンテンツ)を書くことがSEOにもっとも効果的、ということになります。
SEOに効果的なライティング本3選
SEOに効果的なライティングの本は、出版年代が新しいものを読むと今も使える技術が身に付きます。
ここでは、評判が良い本の中で、出版年代が新しいものを3つご紹介させていただきます。
どれがいいのかな…
少し費用はかかってしまいますが、できればノウハウ本は複数読むことをおすすめします。
何冊か読めば、何が正しいのか、自分に合った方法が体系的にわかるようになりますよ。
個人的には「沈黙のWebライティング」が読みやすく面白かったです!
データ分析に必須のSEOツール2つ
記事(コンテンツ)を公開しましたら、その記事がどんな検索ワード(キーワード)にヒットしているか、アクセス数はどれくらいか等のデータをチェックします。
データを把握・分析するために「Googleサーチコンソール(Google Search Console)」と「Googleアナリティクス(Google Analytics)」は、サイトに必ず導入したいSEOツールです。
導入ってどうやるの?
連携の設定をすることで導入できます
Googleサーチコンソール(Google Search Console)
Googleサーチコンソールは、記事(コンテンツ)をGoogleの検索エンジンに登録したり、記事が検索結果に表示されたとき、どんなワードで検索されたかを知ることができるツールです。
Googleアナリティクス(Google Analytics)
Googleアナリティクスは、サイトのアクセス数やユーザー数を把握したり、サイト内におけるユーザーの動き、どのサイトからやって来たかを知ることができるツールです。
SEOプラグインおすすめの組み合わせ
本記事では
- 多機能ではなく
- 必要十分な機能を備えた
プラグインを組み合わせることによって、干渉問題もなく、SEO対策することをおすすめします。
「All in One SEO Pack」や「Yoast SEO」は使いません
その組み合わせは次のとおりです。
プラグイン名 | 役割 |
---|---|
XML Sitemap & Google News | XMLサイトマップをGoogleサーチコンソールへ送信。 |
Site Kit by Google | Googleアナリティクスやサーチコンソール、アドセンスとの連携を一括管理。 |
SEO SIMPLE PACK | メタディスクリプションの記述と周辺機能の設定。 |
XML Sitemap & Google News
XML Sitemap & Google Newsは、記事(コンテンツ)の追加や変更があった際にGoogleサーチコンソールへ最新のXMLサイトマップを送信します。
Googleサーチコンソールへ最新のXMLサイトマップを登録することによって、検索結果に記事(コンテンツ)が表示されるようになります。
XMLサイトマップの送信機能は、WordPress自体にも実装されましたが、不安定な部分があるため「XML Sitemap & Google News」を入れておくと安心です。
Site Kit by Google
Googleの公式プラグインで、Googleが提供する「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」「Googleアドセンス」といった各種ツールとの連携を一括管理できます。
検索に関わる部分は、やはり本家であるGoogleのものを使ったほうが便利です。
SEO SIMPLE PACK
SEOプラグインは外国製のものが多いですが、「SEO SIMPLE PACK」は国産(日本製)のプラグインですので、初心者や英語が苦手な方でも安心して利用できます。
また、多機能ではないものの、SEO対策に必要な機能は揃っているため過不足なく利用できます。
体験談②
当ブログは、WordPressでこのSEOプラグインの組み合わせにしています。
「シンプルイズベスト。余計な機能はいらない」と考えて取り組んだ結果、おかげさまで検索順位も上がりました。
ご参考になりましたら嬉しく思います。
当ブログは全記事の9割以上が検索結果TOP20に入っています(2022年8月時点)
多機能は一見魅力的ですが、技術が日々進化する今の時代には、他のテーマやプラグインとの干渉・不具合の問題がユーザーの負担になるかもしれません。
必要十分な機能を備えたプラグインの組み合わせで、柔軟に対応できるようにしておきましょう!
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Googleの検索結果に表示されやすい記事の書き方のコツがあります。
キーワード選定には、国内最大シェアのラッコキーワードを使うと便利です。
今回は以上になります。