ブログの記事を書きたいけれど、何から始めればよいかわからない……。
書きたいテーマは決まっていても、見出しの作り方や文章のまとめ方に迷って、なかなか作業が進まないこともありますよね。
ChatGPTは、ブログ記事の企画、見出し構成、下書き、文章の修正などを手伝ってくれます。さらに、利用できる環境であれば、完成した原稿をWordPressの投稿画面へ入力し、下書きとして保存するところまで進めることもできます。
ただし、ChatGPTが作った文章をそのまま公開することはおすすめしません。事実関係を確認し、自分の経験や具体例を加え、読者にとって本当に役立つ内容になっているかを人が判断することが大切です。
この記事では、ChatGPTをブログ制作の「代行者」ではなく「一緒に作業するアシスタント」として使う方法を、順番に解説します。
- ChatGPTがブログ記事作成でできること
- 記事のテーマとキーワードを決める方法
- 見出し構成と本文を作るプロンプト例
- AIの文章に自分らしさを加える方法
- WordPressへ入稿するときの確認事項
- AIで作った記事とSEOの考え方
ChatGPTはブログ記事作成のどこに使える?
ChatGPTは、質問や指示に対して文章で回答する生成AIです。
ブログ記事を作る場合は、主に次の作業を手伝ってもらえます。
- 記事テーマの候補を出す
- 想定読者と検索目的を整理する
- タイトルや見出し構成を考える
- 本文の下書きを作る
- 導入文や「まとめ」を書き直す
- 誤解しやすい表現や重複を見つける
- WordPress用に文章を整える
- SEOタイトルやメタディスクリプションを作る
この中でも、特に便利なのは「考えを整理する作業」です。
何もない状態から文章を書き始めるのは大変ですが、ChatGPTに構成案や下書きを作ってもらえば、それを見ながら追加・削除・修正できます。
ChatGPTは事実と異なる内容を回答することがあります。商品の料金、サービスの仕様、法律、医療、最新ニュースなど、正確性や新しさが重要な情報は、必ず公式サイトなどの一次情報で確認しましょう。
ChatGPTでブログ記事を書く7つの手順

ここからは、ChatGPTを使ってブログ記事を作る流れを7つの手順に分けて解説します。
1.ブログの目的と読者を伝える
最初に、ブログのテーマ、想定読者、記事の目的をChatGPTへ伝えます。
この情報が不足していると、一般的で当たり障りのない文章になりやすいためです。
たとえば、次のように伝えます。
WordPress初心者向けのブログを運営しています。読者は、これからブログを始める人や、始めたばかりで記事の書き方に迷っている人です。専門用語をできるだけ避け、具体的な手順を丁寧に説明する記事にしてください。
すでにブログを運営している場合は、ブログのURLを伝えて、公開されている記事の傾向を確認してもらう方法もあります。
ただし、会員限定ページや管理画面など、一般公開されていない情報を参照させる場合は、個人情報やログイン情報を入力しないよう注意してください。
2.記事テーマの候補を出してもらう
次に、ブログの内容に合う記事テーマを提案してもらいます。
プロンプト例は次のとおりです。
このブログの既存記事と読者像を踏まえて、新しく作る記事テーマを10個提案してください。既存記事と重複しにくく、内部リンクを設置しやすい順に並べてください。それぞれ、想定読者、検索意図、関連する既存記事も示してください。
候補が出たら、単に検索されそうかだけでなく、次の点も確認します。
- 自分の経験や知識を加えられるか
- 実際の画面や写真を掲載できるか
- 既存記事の内容と重複していないか
- 読者の具体的な悩みを解決できるか
- 紹介したいサービスと自然につながるか
自分で説明できないテーマを検索数だけで選ぶと、内容の薄い記事になりがちです。「自分だから書ける情報があるか」を基準の一つにしましょう。
3.検索キーワードと検索意図を整理する
記事テーマが決まったら、読者がどのような言葉で検索するかを考えます。
ChatGPTだけでキーワード候補を出すことはできますが、実際の検索回数や関連語を正確に把握できるとは限りません。ラッコキーワードやGoogle検索、Googleサーチコンソールなどと組み合わせると、より具体的に検討できます。
当ブログでは、ラッコキーワードの使い方と魅力も解説しています。
ChatGPTには、たとえば次のように依頼します。
「ChatGPT ブログ 書き方」で検索する人について、知りたいこと、困っていること、記事を読んだ後に実現したいことを分けて整理してください。
検索意図を先に整理すると、必要な見出しと不要な見出しを判断しやすくなります。
4.タイトルと見出し構成を作る
キーワードと検索意図が決まったら、記事の骨組みを作ります。
メインキーワードは「ChatGPT ブログ 書き方」です。WordPress初心者向けに、検索意図を満たすタイトル案を5つ作ってください。その後、H2とH3の見出し構成を作り、各見出しで答える読者の疑問も記載してください。
ChatGPTが作った見出しは、そのまま採用する必要はありません。
似た内容の見出しをまとめたり、自分が説明できない部分を削ったり、体験談を追加したりして調整します。
また、タイトルに多くのキーワードを詰め込みすぎると、何の記事なのかわかりにくくなります。重要なキーワードを自然に含めながら、読者が内容を想像できるタイトルにしましょう。
5.見出しごとに本文の下書きを作る
長い記事を一度に作らせるよりも、見出しごとに下書きを作るほうが、内容を確認しやすくなります。
次の見出しについて、WordPress初心者向けの本文を書いてください。最初に結論を示し、その理由、具体例、注意点の順に説明してください。難しい専門用語は避け、必要な場合は初めて読む人にもわかるよう補足してください。
文章の基本形としてPREP法を使うこともできます。PREP法は、結論、理由、具体例、結論の順で説明する方法です。
当ブログのPREP法のテンプレートと例文も参考にしてください。
ここで大切なのは、「完成原稿を作って」と依頼して終わりにしないことです。見出しごとに内容を確認し、足りない説明を追加していきます。
6.自分の経験と具体例を加える
ChatGPTの下書きを、自分の記事に変える工程です。
次のような情報を加えると、記事の具体性と信頼性が高まります。
- 実際に試した手順と結果
- 失敗したことや迷ったこと
- 自分で撮影した画面や写真
- 選択肢を比較して決めた理由
- 初心者だったときにわかりにくかった点
- 読者から受けた質問
- 数値や日付を伴う検証結果
たとえば、「ChatGPTで記事を作れます」と書くだけでは、ほかの記事との違いがほとんどありません。
しかし、「公開中のブログをChatGPTに確認してもらい、10個のテーマ候補から1つを選び、実際に記事構成と原稿を作った」と書けば、この記事固有の体験になります。
AIが作った下書きは素材です。最終的な価値は、運営者自身が何を確かめ、何を加え、何を削ったかによって決まります。
7.文章を推敲してWordPressへ入稿する
本文が完成したら、ChatGPTに推敲を依頼できます。
次の文章を校正してください。誤字脱字、意味の重複、主語と述語の不一致、長すぎる文、初心者には難しい表現を指摘してください。内容を勝手に追加せず、修正理由も示してください。
修正案をすべて採用する必要はありません。元の文章と比較しながら、自分の意図に合うものだけを反映します。
WordPressへ入稿するときは、次の項目を設定します。
- 記事タイトル
- 本文と見出し
- パーマリンク(URLスラッグ)
- カテゴリーとタグ
- アイキャッチ画像
- 内部リンクと外部リンク
- 画像の代替テキスト
- SEOタイトル
- メタディスクリプション
WordPressの操作に慣れていない方は、WordPress管理画面の機能と使い方もあわせて確認してください。
入稿後は、すぐに公開せず、いったん下書きとして保存するのがおすすめです。パソコンとスマートフォンの両方でプレビューし、見出し、改行、画像、リンク、表などを確認してから公開します。
ChatGPTにうまく指示する5つのポイント

ChatGPTから希望に近い回答を得るには、指示を具体的にします。
目的を伝える
「ブログを書いて」ではなく、「WordPress初心者が記事を下書き保存できるようになるための記事」のように、読後の目標を伝えます。
読者を具体的にする
初心者向けなのか、すでにブログを運営している人向けなのかによって、必要な説明は異なります。
出力形式を指定する
タイトルを5案、H2とH3で構成、表で比較、箇条書きで確認項目を示すなど、回答形式を指定します。
条件と禁止事項を伝える
「専門用語を避ける」「確認できない数値を作らない」「公式情報を優先する」などの条件を加えます。
一度に完成させようとしない
企画、検索意図、構成、下書き、推敲を分けて進めます。途中で方向を修正しやすく、事実確認もしやすくなります。
ChatGPTと一緒にWebライティングを学ぶなら
ChatGPTは、記事の構成案や下書きを効率よく作るために便利です。一方で、読者に伝わる文章へ仕上げるには、文章構成、読みやすい表現、SEOなど、Webライティングの基本を理解しておくと役立ちます。
「マクサン式Webライティング実践スキル大全」は、読みやすい文章の作り方からSEOライティング、ブログ運営までを体系的に学びたい方に適した一冊です。ChatGPTを補助役として使いながら、自分で文章を判断・改善する力を身につけたい場合に参考になります。
※以下の商品リンクにはアフィリエイト広告が含まれます。
AIで作ったブログ記事はSEOで不利になる?
AIを使ったという理由だけで、記事が一律に低く評価されるわけではありません。
Googleは、生成AIが調査やオリジナルコンテンツの構成に役立つ場合がある一方、読者への価値を加えず、多数のページを生成する行為はスパムポリシーに違反する可能性があると説明しています。
参考:Google検索における生成AIコンテンツの利用について
つまり、重要なのは「AIを使ったか」だけではなく、記事が読者に役立つか、内容が正確か、独自の価値があるかという点です。
次のような記事は避けましょう。
- 検索順位を上げる目的だけで大量生成した記事
- 実際に試していないのに体験談のように書いた記事
- 出典や根拠を確認していない記事
- 他サイトの内容を言い換えただけの記事
- 読者の疑問に具体的に答えていない記事
反対に、実際の経験、独自画像、比較結果、失敗例、更新履歴などを加えることで、そのブログならではの記事になります。
ChatGPTで記事を書くときの注意点
回答が正しいとは限らない
ChatGPTは、もっともらしい誤情報を回答することがあります。公式サイト、取扱説明書、公的機関など、信頼できる一次情報で確認します。
最新情報とは限らない
サービスの料金、画面、機能、規約は変更されます。記事には確認日を記載し、公開後も定期的に見直しましょう。
個人情報や秘密情報を入力しない
氏名、住所、電話番号、ログイン情報、顧客情報、公開前の機密情報などは入力しないようにします。
著作権と引用方法を確認する
ほかのサイトの文章をそのまま使わず、自分の言葉で説明します。引用が必要な場合は、引用部分を明確にし、出典を示します。
最後は必ず自分で読む
文章が読みやすくても、読者の疑問に答えているとは限りません。リンクを開き、手順を試し、スマートフォンでも表示を確認します。
ChatGPTを使ったブログ記事作成チェックリスト

公開前に、次の項目を確認しましょう。
まとめ:ChatGPTはブログを書く人の判断を助ける道具

ChatGPTを使うと、記事テーマの検討、検索意図の整理、見出し構成、本文の下書き、推敲、WordPress入稿などを効率よく進められます。
一方で、正確性の確認や独自情報の追加、最終的な公開判断まで任せきることはできません。
おすすめの流れは次のとおりです。
- ブログの目的と読者を伝える
- 記事テーマを選ぶ
- キーワードと検索意図を整理する
- 見出し構成を作る
- 見出しごとに下書きする
- 自分の経験と具体例を加える
- 推敲してWordPressで確認する
ChatGPTに全部書かせるのではなく、自分の知識や経験を読者へ伝えるための補助役として使うことがポイントです。
まずは1記事を、企画、構成、下書き、確認の順に分けて作ってみてください。

