2記事や3記事で合格したって人がいるけど、本当かな…?
Googleアドセンスに「受かった!」「また落ちた…」というツイートを毎日のように見かけます。
審査基準に関するブログも、たくさんありますよね。
Twitterでも
「2記事でアドセンス合格」
「3記事でアドセンス一発合格」
といったプロフィールが複数あります。
(Twitterで「アドセンス 記事」を検索すると出てきます)
それらのプロフィールやツイートを眺めていると
最近の審査基準はそうなのかな、と思ったりします
でも、記事数2や3で本当に合格できるの?
うーん…
そこで、実際にどうなのかを検証してみました!
本記事ではGoogleアドセンス審査における記事数の基準について
- 自分のブログを実験台にして
- 合格前だったからこそできる検証のアプローチをしました
- そして合格したからこそ言える実体験の分析をしていきます
記事数以外の審査基準や審査期間についてもわかったことがありましたので、合わせてご覧いただければと思います。
この記事を書いた人
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【2023年2月5日】
過去28日間でGoogle検索における当ブログへのクリック数が6K(6000)クリックに到達しました。
- Googleアドセンス審査基準(合格ライン)の通説について検証した内容
- Googleアドセンス審査基準(合格ライン)の検証結果、最近の状況
- 記事数以外の審査基準、審査期間で気をつけたいこと
Googleアドセンス審査基準(合格ライン) 通説は?
「Googleアドセンス 記事数」でGoogle検索すると、検索結果1位のサイトには次のように記されています。
(上の画像が検索結果)
グーグルアドセンスの審査に合格するために必要な記事数は8記事から10記事程度です。 2021年5月にグーグルアドセンスの審査基準が変わりました。 5月以前は5記事以下の少ない記事数でも合格することができましたが、5月以降は5記事での申請では不合格になってしまうようになりました。2021/06/06
アドセンス審査合格に必要な記事数とは?2021年UD対応版
(https://coconala.com/blogs/1117182/87909)
2021年5月に審査基準が変わり、それまでは「5記事以下の少ない記事数でも合格」できましたが、5月以降の新しい基準では「合格するために必要な記事数は8記事から10記事程度」になったとのことです。
しかし、Googleはアドセンス審査における記事数の基準を公表していません。
検索結果2位以下のサイトやTwitterの主な内容は下記のとおりです。
通説 | 情報元 |
---|---|
2021年5月に審査基準が変更された 新しい審査基準では8〜10記事が必要 | 検索結果1位サイト |
記事数は20本〜30本必要 | 検索結果2位以下サイト |
5記事あれば合格できる | 検索結果2位以下サイト及びTwitter |
2〜3記事で合格した |
いろんな通説があるのね…
Googleアドセンス審査基準(合格ライン) 検証のための準備
今回の検証では、「記事数」に焦点を絞って調べるため、他の理由で不合格になってしまっては元も子もありません。
そのため、「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」「プロフィール」「サイトマップ」はあらかじめ準備しました。
「記事の質」については、Googleアドセンスに合格している先輩ブロガーさんの記事を参考にしながら作りました。
結果的に、記事の内容はまったく修正せず合格しましたので無事に記事数を検証することができました。
最初の記事はその後、A8.netのレビューコンテスト(2021年8月)で入賞をいただきました
合格までにやったこと
2021年7〜9月の行動の時系列表です。
7月30日 | アドセンス申請 翌日に落ちた(不合格) | ブログサイト構築中 |
8月11日 | ブログ開始。初記事を公開 | |
8月12日 | アドセンス再申請 | |
8月16日 | 2本目の記事を公開 | |
8月25日 | 3本目の記事を公開 | |
8月26日 | アドセンス落ちた(不合格) | |
8月30日 | 4本目の記事を公開 | |
9月3日 | アドセンス再々申請 翌日に合格通知が届く! | 5本目の記事を公開 |
3回目の申請で合格したのね
申請1回目から3回目の間は記事の追加だけしました
つづいて、詳細です。
申請1回目 落ちる理由
まだ記事を1本も公開してなく、サイト構築中でした。
「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」「プロフィール」「サイトマップ」を作り、Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定をしたのち、アドセンスに申請しました。
翌日に落ちました(不合格)
サイトに記事が1つもないのは、Googleのポリシー違反になります。
コンテンツが存在しない場合、収益化は認められません。作成中のサイトやアプリにプレースホルダ的なコンテンツが表示されている状態もこれに含まれます。
Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー
申請2回目 落ちる理由
前回が記事数ゼロで落ちましたので、記事を1本公開したのち再申請しました。
今度は、しばらく結果通知が来ませんでした。
審査中の間に2本目、3本目の記事を追加したところ、3本目の記事を公開した翌日に不合格通知が届きました。
申請から2週間後のことでした。
不合格通知のメール(上の図)は具体的な落選理由を教えてくれないため、自分で考えるしかありません。
1回目の申請と異なり、結果通知までなぜ2週間もかかったのだろう、と思いました。
おそらく何か、少しだけ足りない部分があり、その課題をこちらがクリアするのを待っていてくれたのではないか?
そう仮説を立てました。
あと少しの不足とは何か?
記事数3では、合格しませんでした。
ということは…
もし仮に記事数を増やすことだけして次の申請で合格したら「あと少しの不足」は記事数だったという事実が判明するわけです。
申請3回目
記事数を5に増やした時点で、再々申請しました。
すると、翌日に合格通知が届きました。
申請の翌日に合格通知が届いたという事実は、やはり記事数以外の部分はすでに審査基準を満たしていて、記事数だけが課題だったという仮説の裏付けにもなりました。
そして、3記事では落ちて、5記事なら受かることがわかりました。
記事数の検証結果
それなら、記事数の通説はどうして?
「2〜3記事でアドセンス合格」といった方々のブログ運営記録を読みますと、合格通知が届いた時ではなく、申請した時の記事数だったことがわかりました。
それらの方々は審査期間中に記事を追加した結果、合格していました。
なお、記事数3のままで合格した人を探しましたが、見つかりませんでした。
もしいたら、教えてください!
まとめますと
- 「4〜5記事以上」が最近の審査基準(2021年9月時点)
- 2〜3記事でも申請はできるが、審査期間中に記事を増やす必要あり
- 他の課題がない場合、最低4〜5記事あれば合格する
このようになります!
記事数以外の通説について
「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」「プロフィール」
「お問い合わせ」と「プライバシーポリシー」ページは、Googleアドセンス審査の申請前に用意したほうがいいと思います。
「プロフィール」は記事にしなくても、サイドバーにあればOKです。
「サイトマップ」
「サイトマップ」ページにつきましては、今回の調査の途中、サイトマップなしで合格したというブロガーさんを1名見かけました。
しかし、事前に準備しておけば無難です。僕もあらかじめ用意しました。
アフィリエイトリンク
当ブログは、Googleアドセンス審査の申請2回目からアフィリエイトリンクを貼っていました。
(申請1回目は記事自体がなかった…)
3回目の申請でも、5記事中4記事にアフィリエイトリンクを貼っていましたので、アフィリエイトリンクはあっても合格します。
独自ドメイン
独自ドメインも、Googleアドセンス審査の申請前に用意したほうがいいと思います。
(独自ドメイン以外で合格しているサイトを見たことがないため)
なお、独自ドメインを取得するには
- レンタルサーバーの申し込みと同時に取得する
- ドメイン取得サービスを使う
の2通りの方法があります。
詳しくは下記の記事にまとめました。
ちなみに
独自ドメインが2つ無料なのでお得ですよ
ConoHa WINGの独自ドメインの詳細につきましては、下記記事をご覧ください。
Googleアドセンス審査の期間
「Googleアドセンス 審査期間」で検索すると、これもさまざまな通説が出てきます。
ただ、今回の経験上、やはり2週間くらいはみておいたほうがいいでしょう。
時々、「審査期間中に記事をどんどん追加しないと合格しない」という通説もみかけますが、それは申請時の記事数が5未満の場合だと思われます。
Googleの検索結果に表示されやすい記事の書き方
Googleアドセンスの審査に効果的かはわかりませんが、Googleの検索結果に表示されやすい記事の書き方のコツがあります。
キーワード選定には、国内最大シェアのラッコキーワードを使うと便利です。
無料と有料のプランがあります。
おわりに
冒頭の通説に出てきたような「20〜30記事」「8〜10記事」が必要というのはさすがに言い過ぎですし、「2〜3記事」でアドセンス合格というのも少々言葉足らずの気がします。
あるいは昔の基準なのかもしれません。
数を増やそうとしても記事の質を落としてしまっては、ますます合格から遠ざかってしまい本末転倒ですよね。
他の課題がない場合、「記事数5」で合格することはまぎれもない事実です(2021年9月時点)
本記事の内容は、Googleがやがて記事数の審査基準を変更するときまでが賞味期限になりますが、その時が来るまでの間、最近の審査基準を知りたい方のお役に立てましたら嬉しく思います。
A8.netのレビューコンテスト(8月の回)に入賞した記事です。何度か細かいリライトはしていますが、大体こんな感じでGoogleアドセンス審査は問題ないようです。